アンギュの日記

女性と暮らす女性の話

もうすぐシャンシャンの誕生日

わたしはAngyu。女性と暮らしている。

シャンシャンは、わたしのパートナー。なんでシャンシャンかといえば、一時期体重が増えていた頃に、友人から似ているということで「シャンシャン」と呼ばれていたから。今は見る影もなくスリムになったので、シャンシャンと呼ばれるのは不本意かもしれないが、ここではシャンシャンと呼ぶことにする。

 

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パートナーのシャンシャン。少し前までパンダのシャンシャンに似ていた。



昨年はコロナで落ち着かず、シャンシャンの誕生日をお祝いしてあげていなかった。申し訳ない。だから、今年はちゃんとお祝いをしようと思う。

ダイエット中にシャンシャンが言っていたことを思い出した。
「あたしがスリムになったら、素敵なバーに連れて行ってよ。きれいな女性を連れていったら、少しは鼻が高いでしょ」

その時は、「本当に痩せる気があるのかな、シャンシャン・・・」という程度に思っていた。それが今や見事に痩せてすっかり綺麗な女性になっている。部屋に別人がいるみたいで落ち着かないくらいだ。

「バーかぁ。どこがいいかな」
色々考えて、ホテルのバーを思いついた。雰囲気が落ち着いていて、隣のシートともソーシャルディスタンス。その上、夜景が見えて、美味しい食事とお酒を楽しめたら最高。というわけで、早速予約した。

ホテルのレストランを予約したことをサプライズにするか、先に話すか少し悩んだけど、痩せてもなおダイエット継続中のシャンシャンをレストランに連れていって、「食事はいらない」なんてことになる可能性もなきにしもあらずなので、先に話すことにした。

「誕生日はホテルのレストランを予約したよ。素敵なバーに行きたがってたでしょ」
そう話したら、意外な反応だった。

 

「ふーん。別に行きたく無い」

 

・・・全く喜ばなかった(涙)
コロナを気にしているのだろうか?ダイエット中に食事をとるのがNGなのだろうか・・・。
「ホテルだから、居酒屋と違ってザワザワしていないよ。ちゃんとソーシャルディスタンスだし」
「あぁ、そうなのかもね」

 

*****

 

以降、誕生日の話はしていない。もし「やっぱり行きたく無い」と言われても、その時はその時。仕方ないかなーくらいに考えていた。

今日、シャンシャンが言った。
「今ね、すごく楽しみにしていることがあるの」
「何?」
「誕生日にバーに行くこと。それを目標に生きてる」

 

最高に嬉しかった。