アンギュの日記

女性と暮らす女性の話

禅とマインドフルネスの違い。「一所懸命」が幸せへの近道。

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掃除と禅とマインドフルネスの関係

わたしはあんまり片付けが得意ではない。
「片付けしようと思うけどあんまり捗らないんだよねー」と言ったら、シャンシャンから、図書館で借りてきた「1日10分 禅で心を軽くする」という本を渡された。ふむ。


そこには、
「掃除とは部屋が汚れているから行うのではなく、心を磨くために行うもの。無心になって部屋を清める作業に取り組むと、心の曇りも取り除かれるという、坐禅と同様の効果があるのです。美しく整った空間に住む人は、雑念にとらわれにくくなります。逆に不用品があふれていれば、気が休まらずストレスがたまります。家は住む人の心の状態を映す、鏡なのです」
と書かれていた。

読んで頭に浮かんだのは、
「ところで、禅と、いま流行りのマインドフルネスとどう違うんだろう?」
ということ。

ググると、松山大耕さんの、「マインドフルネスと禅、その決定的な違いは何か? 同じ瞑想に見えても全然別物」という記事があった。
その内容を要約すると、マインドフルネスは、集中力を高めたり、幸福感を得たりすることを目的としている。一方、禅は、釈迦と同じように苦行を積むこと自体が目的。
禅は、釈迦の悟りは何だったのかという、超越したところに意識を向け、悟りを得たら、その経験を世のために使っていく。禅の修行はその手段に過ぎない。ということだそうだ。

わたしの解釈としては、禅は「一所懸命」に近いと感じた。
たとえば、絵を描いているときは雑念が一切なくなり、無心になれる。結果として、心が満たされる。でもそれは、集中力を高めたいから描いているわけでもなければ、幸せになりたいから描いているわけではない。ただ、描きたいから描く。その結果何があるかなんて気にしない。

ただただ、目の前のことに集中する。それは座禅と同じ効果があり、幸せへの近道となるのだな。

そんなことを考えていたら、とっぷり夜がふけ、片付けし損ねてしまった(笑)